フラワーデザイナーの日々の仕事や生活などの奮闘日記。OL時代のフラワースクール通いから始まって、手に職をつけたいと花屋への転職、そして現在の活躍ぶりまでをリアルに綴っています。現場で活躍中のフラワーデザイナーの貴重な貴重な体験日記。
花屋(フラワーショップ)と園芸店>フラワーデザイナーの仕事日誌>153 〜いかに個性を出すか
■2004年3月7日「ホテル編」 − いかに個性を出すか −
この仕事をするまで結婚式ってみんなだいたい似たりよったりだと思っていたけど、ほとんどのお客様は自分たちらしい個性的な式にする工夫をしている。
例えば手作りできるものは出来るだけ自分たちで作ったり、披露宴会場で人前式をしたり・・・。中には花を使って演出することもある。
その中のひとつがブーケセレモニーだ。昔は男性が野に咲いている花を摘んで求婚したい女性に渡し、男性の求婚を受け入れるなら女性はその中の花を一本男性の胸に挿した。
これがブーケの始まりだと言われている。この話にちなんで披露宴中にブーケセレモニーをされることがある。
新郎がまずテーブルを回ってゲストから花を受け取り、それを束ねて新婦に渡す。新婦はそのブーケの中から1輪の花を新郎の胸に挿すというセレモニーだ。そんなに頻繁ではないけど時々このセレモニーを希望されるお客様もいらっしゃる。
このブーケセレモニーに使われる花はほとんどが薔薇。でも今日は初めてアジサイが使われた。新婦様がとてもアジサイがお好きでアジサイだけのブーケをご希望されたのだ。そして首からは3m以上ある花のガーランドをかけて。
ガーランドのベースはアートフラワーのアジサイやグリーンなどで出来ていて、それに生花の薔薇やアジサイをつけた。この長い花のガーランドを引きずりながら歩くのがご希望だったのだ。淡い水色のドレスに花のガーランドと手にはブルーのアジサイブーケ。
いつもたくさんのブーケを見ているけど最近見た中では一番印象に残りそうで新婦様の個性がよく出ていたと思う。お客様はいかにブーケで自分の個性を出すかを考えて来られるので、作る側はそれに応える技術とアイデアが必要とされる。
ブーケは本当に難しい奥の深い仕事だとつくづく思う。
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