フラワーデザイナーの日々の仕事や生活などの奮闘日記。OL時代のフラワースクール通いから始まって、手に職をつけたいと花屋への転職、そして現在の活躍ぶりまでをリアルに綴っています。現場で活躍中のフラワーデザイナーの貴重な貴重な体験日記。

花屋(フラワーショップ)と園芸店フラワーデザイナーの仕事日誌121 〜初

■2003年5月17日「ホテル編」 − 初 −
今日は披露宴のお色直しで十二単をお召しになるお客様がいらっしゃった。ホテルがオープンして以来初めてのことだそうだ。私も本物というか生で見るのは初めて。
しかもブーケもオーダーしてくださったので、これはブーケをお届けした時に是非カメラに収めなくては・・と思ってデジカメと一眼レフを持って披露宴会場前まで行ってきた。
ブーケは白の胡蝶蘭を使ったフリースタイルでベースは檜扇(ヒオウギ)が使われた。閉じた檜扇を横にしてそれをベースに下に零れ落ちるようなデザインで水引などとを組み合わせて作られている。
赤をベースにした十二単とよく合っていて、何よりお嬢さんが本当に十二単がよく似合うのだ。十二単を着るための顔と言っていい。
私が美容室にブーケを届けに行ったときはちょうど着替えが終わったところだった。お嬢さんはかなり汗だくで拭いても拭いても汗が噴き出してしまうようだ。
そこにちょうどスタイリストさんが付いていたので本当に12枚重ねているのか聞いてみると、現代では5枚ほどしか重ねていないのだそうだ。それでもかなり重たそうに見える。
会場前に移動してから新郎新婦が並んでいるところを写真に撮らせてもらった。珍しさからか披露宴以外のお客様も足を止めてビデオをまわしている。無事会場に入場したところを見届けてお店まで戻る途中、コスチュームサロンの店長さんと一緒になった。
十二単は今でも名古屋や格式ある神社では着られることはあるけど、関西では滅多にないそうでこのホテルでも最初で最後かも・・と言っていた。それに誰にでも似合うわけじゃない。
今日のお客様はお嬢さんだけでなく新郎さんもよく似合っていた。男性の場合は背が高くてちょっと太っているくらいじゃないとパンチがなくて似合わないのだそうだ。
そう言われてみると華奢な男性だとちょっと違うな・・・。ちなみに衣装のレンタル料はお二人で約100万。ため息が出た。

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