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花と緑の習い事[ケイコとマナブ]

フラワーデザイナーの日誌

  • 2003年8月12日「ホテル編」 - へとへとの一日 -
  • 世の中はお盆休みに入っているけどホテルの花屋は忙しい。ホテルの場合は秋の婚礼シーズンに結婚式を挙げるカップルが、夏休みの間に前撮りをご希望されるので平日でも毎日のようにブーケを作る。

    前撮りの場合は一日に最大4組まで撮影が可能で、一番早い方は朝10時に美容室入りし、その後は一時間ごとに一組ずつ入っていく。撮影するのもウェディングドレスだけではなく色ドレス、和装もされる場合もあり、一組に3つのブーケを用意することだってある。

    今日は4組の前撮りがあり、全部で8個のブーケを次々に用意して時間通りに届けていくハードな日で朝から緊張していた。これを3人のスタッフで確実に時間通りに回していかないといけない上に、8つの内2つのブーケがまだ完成していなかったのだ。

    その間にお客様がご来店されることだってあるので接客もこなしながらである。ブーケは大体が前の日に作ってあるので、当日にすることはブーケの仕上げとヘアードやブートニア、チョーカーなどの小物類の製作。

    それに大切なのが挙式当日のためにブーケを撮影することだ。ややこしい細かい作業が必要なものは小物でも出来るだけ撮影するようにしている。

    前撮りの時に作ったスタッフが挙式の時にも作るとは限らないので誰が作る場合でも分かるように画像を残し、ブーケの受注表にも使った花材や注意点などを記録するのだ。

    3組目までは順調に用意も進み時間に遅れることもなくブーケも喜んでいただくことができていた。ところが4組目のお客様でトラブル発生。4組目の方はまず色ドレスからの撮影だったのでそのブーケを持ってご挨拶に行った。

    するとブーケがイメージと全然違うと言われたのだ。こんなにはっきりと全然違うと言われたのは初めてのことで私も驚いてしまった。

    製作したのは私じゃなかったけど事前にデッサンされていた絵と参考にした写真とほとんど同じであることは確認していた。それなのにどこが違うんだろう?

    話を伺うと打ち合わせの時はブーケに黄色の小花が入るという話だったし、その他に使っている花材も打ち合わせと違うとおっしゃった。黄色の小花なんか設定されていたっけ?と思ったけどもしかしたら担当者の記入漏れかもしれない。

    とりあえずお嬢様には出来るだけイメージ通りに近づくよう手直しさせていただくことを約束してショップに戻った。

    戻って受注表とデッサン、写真をもう一度確認したところ最初に受注したブーケと大きく違うところはなかった。でもお嬢様が違うとおっしゃる以上はイメージに近づけないといけないのでまず黄色の小花を捜してきてブーケの中に足していった。

    その間にウェディングドレスのほうで持つ白いバラのブーケも出来上がったので、今度は副店長と一緒に美容室へ行き二つのブーケを確認していただいた。

    いろんなところを手直しして説明もして納得していただき撮影に行かれたので安心していたところ、いざ撮影が始まると次々にもっとこうして欲しい、打ち合わせではヘアードにグリーンを注文していた、

    チョーカーのリボンに生花をつけて欲しい・・という呼び出しの電話が何度もかかってきてその度に花材や道具を持って撮影場所まで走った。

    それが打ち合わせで聞いていなかったようなことでも「確かにそう注文した」とおっしゃるので、とりあえずこちらは頭の中が?マークでいっぱいのままでも走るしかない。

    でもどうも様子がちょっとおかしいな・・と思っていたら美容師さんからお嬢様がマタニティーブルーであることを聞いた。

    それでか・・・(!--)。ちょっと納得。

    今日一日で3階にある美容室まで10往復以上、6階のチャペルまで4往復。朝8時ごろから出勤していて昼ごはんに行ったのは夕方5時を回っていた。

    30分ほどでご飯を食べてすぐまたショップへ戻り明日のブーケの準備や事務、週末の読み合わせの準備などに追われて仕事を終えたのが11時過ぎだった。

    やろうと思えば仕事はまだあったけど疲れすぎてて思考力ゼロで抜け殻になっていたのでこれ以上いてもしょうがない。ここに来て2年近くなるけどこの2年の中で今日が一番しんどかった。

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