
- 2002年8月15日「ホテル編」 - 人の目と自分の目 -
今日はお休みの日。でも夕方から会社がお金を払って出席させてくれるメイクアップセミナーがあったのでホテルに行ってきた。講師はホテルのスタイリストさん。
ホテルには専属のスタイリストさんが何人かいて、結婚式が決まったお嬢さんは必ず1度はスタイリストさんとドレスやメイクなどの打ち合わせをする。全員かどうか分からないけど中にはモデル出身の人もいるとか。
みなさんスタイルがよくて着ている私服もすてき。ホテルのほとんどの職種には制服があるけど(私たちもあるの)、スタイリストさんたちはいつも私服なのだ。
ホテルで仕事をし始めたころ、私はそんなスタイリストさんたちを見ていつも不思議に思うことがあった。それはみなさんが持ち歩いている黒いキャリーバック。
あのタイヤがついてコロコロころがして持ち歩く、飛行機の機内には持ち込み禁止のやつ!あの中には何が入っているんだろう?と思ってある日聞いてみたのだ。私はスタイリストさん=ドレスとか衣装(?)と思っていたのだけどそれを言ってめっちゃ笑われてしまった。
いろいろ入っているそうだが以外にもほとんどが「紙」らしい。それは仕事上デッサンすることが多いのでどうしても紙がかさばってしまってかなり重たいのだとか。
最初は普通のカバンを肩からかけていたけどあまりに重たいのでキャリーバックに変えたと言っていた。うーん。確かにあんな小さなキャリーバックにドレスなんかいれたらしわくちゃだわ。
そんなすてきなスタイリストさんのメーク講座。今日はホテルの衣装室さんと一緒に受けさせてもらった。最初は顔の特徴に合わせた上手なメイクの仕方を絵を書いて教えてくれて、その後は参加している人を実際にスタイリストさんがメイク。
やっぱりプロがすると全然違う。元々衣装室さんはみなさんきれいでお化粧もばっちりだし、私から見ればこれ以上どこを直すの~?って感じだけどプロの手にかかると更にきれいになるのだ。
最初は2時間の講座だし希望者何人かをメイクするだけで終わるかと思ったけど、だんだん盛り上がってきて結局ほとんど全員してもらった。恥ずかしながら私も。眉をちょっと細くしてもらってアイメイクを直してもらうといつもと全然違う。
でもここでびっくりするようなことを言われた。私は自分ではいつもちゃんとメイクしているつもりだ。マスカラもアイラインもちゃんと入れてるしアイシャドーもいれている。
なのにメイクしてもらうために前に出ると「メイクほとんどしてないですよね」とか、「マスカラはしたほうがいいですよ」とか。いや・・・してるんだけど・・・(!--)。
メイクしているのに人からはそうは見られていないんだ(がーん)・・・してる意味ないやん。それが気になったので作業場で他のスタッフに聞いてみた。
「私いつもちゃんとメイクしてますよね?」
「一応しているけどファンデーションも薄いしナチュラルだからあまり分からない」
「こんなにメイクしてるのに?!」
「全然やで」
「目が離れてるよね」
「えっ!!目が離れているなんて生まれてから今まで思ったことないし言われたこともないんですけど。私の目って離れてますっ??(必死)」
「・・・(笑)。離れ気味かもね(くすっ)」
「がーん」
「でも、目が大きいから離れているようには見えないよ」
とみんな言いたい放題なのだ。それにしても人から見た目と自分で見る目ってこんなにも違うんだ。やっぱり自己流はだめなのかな。でも確かにマンネリ化はしていた。
ちょっとやり方を変えてみようとか冒険してみようという気持ちがなかったな。やっぱりきれいになるには研究と努力が必要なんだと反省した一日だった。
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