- 2001年9月22日「ショップ編」 - 男性の花選び -
今日はお昼から花束の配達に行った。男性から女性へのプレゼントだ。男性が来店されたときはほとんどがおまかせか、色だけ指定される方が多い。でもたまにだけど花を全部指定される方もいる。
その花合わせがすごく新鮮だったりして驚くことがある。今まで一番印象的だったのは、白のレースフラワーと白のデルフィニウムの二種類だけの組み合わせ。
40か50代の男性から奥様へのプレゼントだった。白い花束を抱えて帰って行く男性の後姿を見てスタッフで「ロマンチックやねー」とため息ついた。
店内に入ってこられてキーパーをサッと見てすぐにレースフラワーとデルフィニウムを指定されたのだ。花を選ぶのに慣れているのかすごくスマートだった。
それから男性で多いのは本数の指定だ。例えばバラだけ25本とかひまわりだけ29本とか・・・。花を贈る女性の歳と同じ本数らしい(うらやましい)。
バラならまだ作りやすい。ひまわり29本には泣かされた。持っていられないほど重い上に頭が大きくて平面的な花なので立体的に作りにくく、花の重さでくるんと横に向いてしまったりするのだ。
あまりの大きさと重さに持って帰る人も大変だろうなー・・・と思っていたら、次の日に依頼主の男性が来店された。
「昨日お願いしたひまわりの花束を作ってくれた人はいらっしゃいます?」
えっ?もしかしてクレーム?と思ってドキドキしていたら「ありがとうと言っておいて」と言われて帰られた。よかったー。きっと喜んでもらえたんだと思ってホッとため息がでた。
花屋さんて誰かの記念日をもっと素敵な記念日にするお手伝いができる。やっぱりこの仕事は楽しい。
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